吉乃川 呑み切り 2022年


第11回 営業本部長 山谷 均 愛される地酒の魅力を国内外へ。

秋の日本酒といえば「ひやおろし」!!

今年もこの時期がやってまいりました!ひやおろしが蔵出しになります!!そもそも「ひやおろし」とは冬に仕込んだ酒をタンクで寝かせ、気候が涼しくなった秋口に出荷するお酒のこと。約半年の熟成で味にまるみが出るので、古来より「最も美味しいお酒」とされてきました。秋しか飲めない、まさに日本酒の旬の味わいです。

吉乃川の「ひやおろし」の特徴は?

口に入れたときの味わいのふくらみとキレの良さ。令和3酒造年度の冬期間に仕込んだお酒で、新潟県のお米を全量使用し、仕込み水は蔵から汲んでいる井戸水「天下甘露泉」を使用しています。もろみを仕込んで約20日、搾った後に一度加熱殺菌しタンクに入れ、蔵の倉庫で温度管理をしながら貯蔵し、お盆を越した8月下旬に加水して、火入れ殺菌せずにそのまま瓶詰めしたものです。

第11回 営業本部長 山谷 均 愛される地酒の魅力を国内外へ。

藤野杜氏より

6月の呑み切りの段階で蔵内にあるタンクで3本候補を選んでいました。8月に入って再度きき酒を行いました。1本目は淡麗で辛口・ドライなタイプ、2本目は芳醇な味わいを感じるタイプ、3本目は飲みやすくてすっきりした軽快さを持ちながら、熟した果物のような深い味わいを感じるタイプ。その中から今回は一番ひやおろしのイメージに合う、3本目のお酒に決めました。

冷酒で飲むと爽快感があり、すっきりとしたお酒に仕上がっていますし、温度を上げていくにしたがって、豊かな香りと風味が広がっていくお酒です。秋の味覚に合う酒質になっておりますので旬の海の幸、山の幸と一緒に楽しんでいただけたらと思います。