「極上吉乃川」発売から30年以上が経ちました。
誕生のきっかけとなったのは
名杜氏・鷲頭昇一の存在でした。
私たち吉乃川は、1548年の創業以来、醸造の町「摂田屋」で470年にわたり、
常に「吉乃川らしさ」と「飲み飽きしないうまい酒」を追求し続けてきました。
そこにはまさに酒造りのために生まれてきた一人の伝説の杜氏がいました。
酒造りにかける熱意は誰にも負けず、妥協を許さずこだわりの姿勢を貫いた男、鷲頭。
結果、数多くの賞を受賞し、また、酒造りや業界の発展、後進指導などの功績が認められ、
昭和58年に黄綬褒章を受章します。それを記念して、翌々年の昭和60年に誕生したのが「極上吉乃川」です。
晩年の鷲頭は「山田錦に負けない新潟の酒米を造る」を掲げ、新潟県酒造組合らと共同で「越淡麗」を誕生させました。
しかし体調を崩した鷲頭はその仕込みに関わることのないまま、平成19年に惜しまれつつも他界しました。
代表銘柄である「極上吉乃川」の発売から30年が経ちました。
鷲頭昇一がこの「越淡麗」を手にしたら、どんな酒を造っただろうか。
鷲頭の技術と熱意を継承した今の杜氏・蔵人たちが「越淡麗」を100%使用し、
吉乃川、そして鷲頭が常に追求してきた
「吉乃川らしさ」「飲み飽きないうまい酒」の原点に今一度立ち返った酒。
それがこの「極上吉乃川 鷲頭」です。
新潟の風土を愛した鷲頭昇一。
私たちは鷲頭の想いと技術を受け継ぎ、今日も明日もチャレンジを続けていきます。
皆さんが今日と変わらぬ「いつものうまい酒」を楽しく飲むことが出来るように。
【「鷲頭」揮毫の想い】 楽書家・今泉岐葉
楽書家・今泉岐葉
(Rakushoka KIYO-IMAIZUMI)
楽書とは、言葉のイメージに合わせて筆文字を表現する、デザイン&アート書道です。
2005年に「楽書家」として仕事開始。
現在「岐葉の楽書塾」を銀座、柏、我孫子で開講。カルチャーセンター講師。日本デザイン書道作家協会正会員。
吉乃川(株)の日本酒「中汲み」と「朱鷺」のロゴ。
料理の鉄人、笹岡隆次氏の新丸ノ内ビル「笹岡」にインテリア書「心」を揮毫。
ドイツ、ニューヨークでグループ展。
書道パフォーマンスは、そごう、イオン、結婚披露宴、震災復興イベントなどで経験多数。
楽器や歌や花や茶道などとコラボレーションも。