第45回【新潟酒飯越後の風】× 純米吟醸雪中貯蔵原酒＆煎り酒

2022年6月11日｜ほろ酔いOneDish

6月6日（月）に関東甲信地方の「梅雨入り」が気象庁より発表されました。新潟は気象の地域区分では北陸地方に入るという事で、まだ梅雨入りはしていないのですが、この時期梅雨と聞くとちょっと足踏みをしてしまいがちですね。でも雨音を聞きながら雨粒がこぼれおちる様子を眺め、夏野菜の料理と日本酒をゆっくり楽しむのもおつなものです。

さて、新潟県内の料飲店にお邪魔して、吉乃川のお酒に合うおつまみを考えてもらうコーナー「ほろ酔いOneDish」。今月のお店は、長岡市殿町にあります「新潟酒飯越後の風」さんです。初夏の限定酒「純米吟醸 雪中貯蔵原酒」に合う料理を作っていただきました！おウチでも作れるお店直伝のレシピをご紹介します。本日の一品にぜひ！

今回のお酒「純米吟醸雪中貯蔵原酒」は、開封した瞬間から香りが華開く純米吟醸酒。夏野菜の料理の味わいを引き立てます。米の特長を十分に生かして醸した純米吟醸酒をしぼった後に一回火入れをして雪室に瓶貯蔵した本数限定の商品となっております。ぜひ、お手に取って瓶貯蔵の味わいをお楽しみください。

そして今回料理をご紹介してくれる新潟酒飯越後の風さんは２０１６年に長岡駅前にオープンした、県外のお客様からも人気の越後の郷土料理と地酒が楽しめる完全個室のお店です。

今回は店長の宮下卓也さんに料理を作って頂きました。今までは洋食一筋でしたが和食に興味が湧き、日々料理の幅を広げてられている、笑顔が素敵な爽やか店長さんです。今回は煎り酒を使った特別メニューと純米吟醸雪中貯蔵原酒に合うお店の新メニューをご紹介いたします。

まずは煎り酒を使った特別メニュー、「金目鯛の唐揚げ煎り酒みぞれあんかけ」から。レシピはこちら！！

★材料★（１人前）

・金目鯛：２切れ（５０g×２）

・茄子：１／４本

・ししとう：１本

・大根おろし：５０g

・万能ねぎ：適量

・濃口醤油：適量

・レモン汁：適量

・水溶き片栗粉：適量

・煎り酒：３０cc

・だし汁：６０cc

・本みりん：３０cc

★レシピ★

１.金目鯛に塩コショウで下味をつけます。

２.金目鯛に片栗粉をまぶす。

３.１８０度の油で約３分ほど揚げる。あまり火を入れすぎないように。

point：油の温度は高すぎず、低すぎず。余熱で身の中に火を入れるようにしましょう！！

４.茄子とししとうを素揚げします。

＜煎り酒のみぞれあんかけを作ります。＞

５.かつお節と昆布の出汁に、煎り酒・みりん・濃口醤油を鍋に入れて中火でひと煮立ちさせます。

６.大根おろしを入れて、弱火にしてから水溶き片栗粉を入れた後、再度ひと煮立ちさせます。

７.盛り付けて完成‼

金目鯛のカリッとした衣に煎り酒の出汁の旨味がきいたみぞれあんが絡み、ふわっとした白身の食感とともにサッパリとした梅の風味が感じられます。そこに、純米吟醸雪中貯蔵原酒のフルーティーな香りとしっかりとした米の旨味が感じられる原酒を合わせると、「みぞれ」と「雪」の白銀世界を初夏の時期に体感できるペアリングに仕上がります！

今回のみぞれあんは万能です！！撮影では旬の金目鯛を使用しましたが魚だけではなく、肉でも応用できますので、ぜひお好きな食材に合わせてみてください。

そしてもう一品、新潟酒飯越後の風さんの新メニュー「蛇喰豚（じゃばみぶた）ガリバタソテー」を作っていただきました！