第65回【串ダイニング豊家（ゆたかや）】× 春ふわり純米

2024年2月10日｜ほろ酔いOneDish

１月もあっという間に過ぎて新潟は積雪に包まれて毎日どんよりとした空模様です、と本来は書き出す季節なのですが、今年の長岡は暖冬なのか、凍るような寒さや荒れ模様になる日ももちろんありますが、雲の隙間から晴れ間も覗く、穏やかなスノーシーズンとなっています。

暖冬とはいうもののもちろん冬場の冷え込みはあります。そんな厳しい環境下で蔵人たちは、交代で宿直をしながら「うまいお酒」を日々造り出しています。キリッと大気が冷え込む中、蔵人たちは多くを語らずも確認し合いながら、連携を取る姿が印象的でした。普段は愛おしさを感じさせるような優しい眼差しの蔵人が、仕事に向かうと日頃は見せない気迫のある顔つきに変わり、ものづくりの職人魂を感じます。それぞれ五感を研ぎ澄まし、米との対話をしながら酒造りの工程が進められ、お酒が造られています。

特に今季の造りは昨年夏の異常気象により原料のお米が硬いのが心配されていましたが、「これで最善を尽くして、いつも以上の味を作れるのがプロの仕事だ」と先日杜氏の頼もしい言葉を聞くことができました。どんな状況でも真摯に黙々と蔵人たちが酒造りに向き合っているところを見ていると、今年のお酒がどんな風に仕上がるのか、私たちもとても楽しみです。お米を作っている吉乃川農産・お酒を造る清酒部門・瓶詰めし製品に仕上げる製品部門・バックアップをする管理部門・皆様にお届けする営業部門それぞれが、時には厳しい意見を交わしながらも多くの皆さまに「うまいお酒は　ヨシノガワ」を届ける為に日々頑張っています。伝統を継承しつつ挑戦を忘れない「吉乃川」を皆さまにお愉しみ頂ければと思います。

さて、新潟県内の料飲店にお邪魔して、吉乃川のお酒に合うおつまみを考えてもらうこのコーナー「ほろ酔いOneDish」。今回料理を作っていただくのは長岡市殿町にあります「串ダイニング豊家（ゆたかや）」さんです。今回は「春ふわり純米」に合う料理を作っていただきました！

今回のお酒は「春ふわり純米」です。このお酒は、寒造りが本格的に稼働し、一番美味しいお酒ができると言われている１月に造られた新酒です。春の訪れを感じられるような、ほんのりとした甘さと酸味のバランスが絶妙な味わいをお愉しみ下さい。軽く冷やしてぜひ。

そして料理を作ってくれる「串ダイニング豊家（ゆたかや）」さんは今年で３０周年を迎えるお店です。食材のお肉は国産にこだわり、お肉屋さんから直接仕入れをするため冷凍モノは使用しないとのこと。串焼きと串揚げが看板メニューで８６品と品揃えも豊富。串揚げは毎日一本一本丁寧に仕込みをし、サイズが大きいのも魅力的です。店主の肥田豊さんと奥様の和子さんご夫妻は、今回のお酒のようにほんのり甘い雰囲気があり、阿吽の呼吸でお店を回しています。そしてちょっと気になるメニューの一つに、スイーツ串揚げがあります。女性のみならず男性からの注文も多いそうです。

そんな「串ダイニング豊家（ゆたかや）」の奥様和子さんから、今回お店秘伝のソースのレシピを教えていただきました。通常お店のレシピは秘伝ですが、主婦でもある奥様ならではのご家庭で揃う材料で簡単にアレンジできるレシピです。こちらは、看板メニューの一つ「串揚げ」と一緒にいただきました！！このソースは材料は３つ、なんと言っても小さなお子様でもできる簡単混ぜるだけの万能なソースです。このソース今回の串揚げにはもちろんのこと、お好み焼き・やきそば・たこ焼きといったお料理のソースにも利用して頂けます。ぜひごご家庭でお子様と一緒にお楽しみ下さい。

それでは、さっそくレシピの紹介です！

レシピはこちら　↓

★材料★