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本日、初呑み切りが行われました!

2016年7月4日 | ブログ

夏場、蔵の一大イベントが本日開催されました。

そう、「初呑み切り(のみきり)」です。

 

「呑み切り」とは、お酒を貯蔵しているタンクの「呑み」と呼ばれる注ぎ口を開ける(切る)ことを指します。

吉乃川にある貯蔵タンクは大小合わせておよそ60本。

この時期、「呑み」を切って熟成度合いや味の変化を試飲し、貯蔵中のお酒の飲み頃時期を図るのです。

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製造にかかわる部署をはじめ、「パネラー」と呼ばれる利き酒能力に優れた社員たちが、

ひとつずつお酒を吟味し酒質や特徴を書類に記入していきます。

 

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色や光沢、香りや水面の揺らぎ方を見るため、利き酒は蛇の目の大きなぐいのみで。

 

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みな真剣なまなざしでお酒と向き合っています。

 

60本以上の酒を利くので、試飲は1日がかり!

体力はもちろんのこと、集中力や判断力など神経を使うので

ふだんから酒に携わる社員でも終了後はへとへとになります。

それでも、皆様においしいお酒を届けるために呑み切りは欠かせません。

 

今回の「初呑み切り」で最も評価の高かった純米酒を、

「今、いちばん飲みごろの酒」ということで原酒を生詰めにして商品化いたします。

まさにタンクに眠っている味をそのまま蔵出し!!

今年はタンクNo.605の特別純米酒が選ばれました!

夏の間だけの限定商品を、是非味わってみてくださいね。

蔵出しは12日から!!

呑み切りサムネイル