第55回【割烹春六】× 純米大吟醸うすにごり

2023年4月8日｜ほろ酔いOneDish

４月に入り全国各地で桜前線が北上しております。吉乃川の構内の桜は３月末まではまだまだつぼみでしたが、ポカポカ陽気が続き、あっという間に満開となりました。雲ひとつない真っ青な晴れ間に、ほんのりピンク色の花が束となって今週は絶好のお花見日和でした。桜の木の下にいると春の穏やかな時の流れが、心を「フワッと」包み込んでくれるようです。

蔵では、４月１５日に開催する「吉乃川蔵開き」の準備に向けて、あわただしく動いています。皆様を４年ぶりにお迎えできることもあり、私たちもワクワクしながら準備を進めています。お時間にご都合が合いましたら、ぜひお越しください。心よりお待ちしております。

さて、新潟県内の料飲店にお邪魔して、吉乃川のお酒に合うおつまみを考えてもらうこのコーナー「ほろ酔いOneDish」。今月は長岡駅東口から徒歩４分、うなぎの名店「割烹春六」さんに「純米大吟醸うすにごり」に合う料理を作っていただきました！今回は「ニシン・車ふ・竹の子の煮物」です！

今回合わせるお酒「純米大吟醸うすにごり」は、新潟県産米を全量使用して醸した、春限定のにごり酒です。ほんのり甘口でありながら綺麗な酸味もあり、吉乃川らしいキレを持ち合わせています。アルコール度数が１４度なっているので、日本酒初心者の方にはとても飲みやすいです。新生活のスタートに合わせて「日本酒デビュー」の一杯としてもお愉しみいただけますよ。

杜氏の商品コメントは👇でアップしておりますので是非！

そして料理をご紹介してくれる「割烹春六」さんは、JR長岡駅東口から徒歩４分の今年創業６０周年を迎えるお店です。お店では、地元で採れた新鮮な食材を使い、料理はすべて手作りで提供しています。お店の雰囲気も、カウンターやお座敷席、畳のお部屋など、日本の伝統的な風情が感じられる造りとなっています。また、足の悪い方でもご利用できるように、椅子席も用意されています。ビジネスのお客様から地元長岡のご家族連れまで多くの方が足を運ぶ名店です。

今回、料理を作っていただいた女将の佐藤元美さんは、高校まで長岡で過ごされた後、東京の専門学校を卒業され、航空会社で働かれていたそうです。その後、子育てを機にご両親のお店を引き継がれたとのことです。女将さんはとても気さくな方で、イベントを自ら企画されたり、行動力のあるアクティブな方です。

そして、今回ご紹介いただいたお料理は「ニシン・車ふ・竹の子の煮物」です。このお料理は、旬の竹の子と味のしみた車ふが絶妙なバランスで調和し、絶品との事。是非、ご家庭でも挑戦してみてください。

それでは、さっそく今回の料理「ニシン・車ふ・竹の子の煮物」のレシピ紹介です！

レシピはこちら　↓

★材料★（８人前）

・身欠きにしん（ソフトタイプ）　半身４枚

・車ふ　４つ

・こんにゃく　１枚

・竹の子　１本

・軽く湯通しした人参（彩り用）　適宜

・絹さや（彩り用）　適宜

・みりん　１００ｃｃ

・醤油　１００ｃｃ

・酒　１００ｃｃ

・白だし　１００ｃｃ

・昆布かつおだし　８００ｃｃ

・三温糖　大さじ２　

★レシピ★

＜下ごしらえ＞

１.身欠きニシンを米糠、とうがらしを入れて５分程度煮る。煮えたらざるに上げてウロコを取る。

２.こんにゃくは、８等分にして２～３分湯がいてアクを取る。

３.車ふは、３０分以上水に浸した後、半分に切り、水気を絞る。

４.竹の子は、たっぷりの水に米糠ととうがらしを入れて２０分ほど煮て皮をむき、切る。

point：下ごしらえは素材にしっかり味をしみ込ませる為にしっかりと！！

５.鍋にみりん・醤油・酒・白だし・昆布かつおだし・三温糖を入れよくかき混ぜます。そこへ１・２で準備したニシンとこんにゃくを入れ１０分煮ます。

６.１０分煮終わったら、３・４の車ふと、竹の子を入れてさらに１０分煮ます。

point：味を確認してうすければお好みに合わせ調味料を追加してください。

７.ニシンのみ取り出し、圧力鍋で１０分煮ます。

point：骨がほろほろになるまで煮ます。

８.彩りの人参と絹さやをのせて、完成です。

煮汁は程よい甘みがあり、ニシンのほろほろした食感と旨みが広がり、こんにゃく・車麩・竹の子にも旨味が染み渡ります。そんな繊細な味わいに、まさにぴったりなのが「純米大吟醸うすにごり」。そのキレのある味わいが、食材たちの旨味を引き立て、相性はバツグンです。

そして、「割烹春六」さんのオススメメニューである「鰻白焼き（一尾）」もご紹介いただきました。国産の鰻にこだわり、骨が気にならず柔らかく、いやな臭みもまったくない味わい。鰻が苦手な方でも、春六さんの鰻なら食べられると評判の一品です。今回の白焼きは、お酒のおつまみにもぴったりな一品。お店では、わさび醤油か岩塩で召し上がることができます。淡白でふわふわの鰻に岩塩をつけて食べると、鰻の脂分と混ざり合い、程よい塩味とうなぎのコクが口に広がります。「純米大吟醸うすにごり」のスッキリとしたキレのあるお酒との相性も抜群です。

そして最後の〆には、ご飯にのせた「鰻のかば焼き」もぜひお楽しみください。素材の味を生かし、丁寧に焼き上げた鰻は、しっかりとした歯ごたえと濃厚な味わいが特徴。その上に乗せたタレとご飯が、まさに絶妙なバランスで調和します。この一皿で、鰻の魅力を存分に味わっていただけることでしょう。