下り立ったのは、信越本線と上越線の2路線が乗り入れる宮内駅。2015年春に内装の改修が行なわれた駅舎の内部には、東口の南側に位置する摂田屋の街並みをイメージした和風のデザインが取り入れられている。
創業は1548年という長い歴史をもつ酒蔵『吉乃川』。新潟最古の酒蔵であり、全国新酒鑑評会での金賞受賞回数が県内一位という実績を誇る吉乃川のお酒は、「よき米、よき水、よき造り手」によって造り出されている。
吉乃川蔵元の敷地内にある「酒蔵資料館 瓢亭(ひさごてい)」。旧三国街道沿いに立てられたこの建物は、木立に囲まれ、歴代の館長が作る瓢箪が飾られている。吉乃川のお酒の試飲や販売も行なっている。要予約。
最盛期には養命酒と人気を二分した薬用酒『機那サフラン酒』を製造。その財を投じて建てられたのが、極彩色の鏝絵(こてえ)を装飾した蔵。2006年に国の登録有形文化財に指定された貴重な建物でもある。
国道370号沿いにちょこんとある『金比羅神社』。『機那サフラン酒』のとなりにあり、夏の祭礼になると賑わいをみせる。過去には『機那サフラン酒』庭の築山の崩壊で倒壊した経緯が…。
旧三國街道から少し外れたところにある『光福寺』は、戊辰戦争開始時に長岡藩の本陣が置かれた。小千谷会談決裂後、河井継之助は諸隊長を光福寺に集め開戦をと宣言。1868年5月19日に長岡城が落城するまで本陣として使われた。
創業は天保2年。長きにわたって高品質な醤油を造り続ける『越のむらさき』。あたりは香ばしい醤油のかおりがふわり。黒色のシックでレトロな建物は国の登録有形文化財でもある。
『越のむらさき』の工場前には、醤油造りで実際に使用されていた樽がふたつ並んでいる。高さのみならず、その直径が体感できる唯一の樽でもある。醸造の町ならではの演出だ。
江戸と越後を結んだ重要な道、旧三國街道。道のりは七十六里十九町(約300km)で、その道程の中で一番の険阻であった三國峠にちなんでこの名が付けられた。物資や人が行き交うにぎやかな街道だった。
いまの毎日を豊かにする「みなも」。
吉乃川30年ぶりの新ブランドです。
淡麗でありながらふくらみのある極みの一杯がその時をやさしく包み込みます。
「醸蔵」で造った
吉乃川のクラフトビール
よくあるご質問やキャップの開け方に関するご質問を掲載しています。
吉乃川が美味しく飲めるお店をご紹介しております。
2017~2024年に行ったフォトコンテストの作品アーカイブ集です。
吉乃川敷地内に「吉乃川 酒ミュージアム『醸蔵(じょうぐら)』」がオープンします。