これまでも、これからも。吉乃川VISION

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第7回 環境施設課 家老 隆 肝心なのは、いつも通りであること。

環境施設課とは、どんな仕事ですか?

吉乃川の施設の環境を整備し、維持管理する仕事です。
入社して40年。瓶詰め、酒造り、調合など、いろいろな職場を経験して、この仕事に就きました。

草取りや木々の剪定から電気・ガス、水の管理まで、担当する業務は幅広いですが、主体は、順調に酒造りができるようにサポートする仕事。特別なことはしないけれど、「いつも通り」が大切だと思います。

なぜ、「いつも通り」が大切なのでしょう。

酵母とか麹とか、酒造りは生き物を扱っています。仕込みや熟成の段階でいつもと違う環境になったら、仕上がる清酒の品質に異常が出る可能性があります。吉乃川の酒は、皆が真面目に、正直に造ってきたもの。製造に関わる設備や機械も、常に順調に動いていないといけません。

仕込み水になる「天下甘露泉」の井戸周り、井戸水をくみ上げるポンプと配管の状態、酒造りに必要な蒸気を供給するボイラー、各所の電気系統など、日頃からよく見て、深刻なトラブルになる前にカバーするようにしています。早い段階で気付けば、すぐに対応できますから。日々の管理が大事です。

でも、一番困るのは雷。落雷による瞬間的な停電でも、水をくみ上げるポンプやボイラーが止まってしまうことがあるのです。
生き物を扱う酒蔵だから、何かあった時にはすぐに対応しなくては、という気持ちは皆が共有しているように思います。
4、5年前にひどい雷で、深夜に停電して機械が全部止まったことがあるのですが、私が知らせを受けて駆け付けてみると、夜中なのに心配したほかの社員も自主的に会社に集まってきて。酒の味に影響するような大事に至らなかったのは、幸いでした。

日々の仕事で心掛けていることは?

朝出社すると、まず構内を一周して、あちこちを見て回ります。構内を歩いていると、「きょうも散歩?」って、よく言われて困るのですけれど。
ポンプやボイラーの音とか発酵の匂いとか、何か異常があるといつもとちょっと違う音や匂いになるんです。設備や機械が今日も順調に動いているか、不具合はないか、特に音には注意して見て回っています。

吉乃川VISION バックナンバー

  • 第1回 代表取締役社長 峰政祐己
  • 第2回 杜氏 中川正義
  • 第3回 営業課 横山将平
  • 第4回 製造部 製品課 長井朱美
  • 第5回 品質保証部 部長 大石克夫
  • 第6回 製造部 調合課 細貝 僚
  • 第7回 環境施設課 家老 隆