お客様の立場で客観的に、吉乃川の製造現場や製品を見ることが仕事です。
酒造りも食品製造ですから、製品の安全は全てに優先します。ちゃんとルール通りの手順で製造されているか。製品の安全が確保されているか。原料調達から製造・出荷まで、これらが日々きちんと行われているかを監視し、俯瞰してものを見ることを心掛けています。
酒蔵で、お酒の成分値や発酵具合を検査・確認する品質管理部署のほかに、品質保証部があるのは珍しいと思います。
2010年の部署開設と同時にこの仕事に就いて7年になりますが、幅広い知識が必要とされるので常に勉強は欠かせません。
謙虚にものを見ること、お客さまの目線で考えることです。
過去の経験はあまり信用せず、ありのままの今の状況を見て判断するようにしています。
私も酒造りや製品の部門にいましたので、製造部の皆が実直に頑張っているのはよく分かります。ですが、毎日のことで、もしかしたら慣れて気付かないうちに変わっていることがあるかもしれない。また、製造業ですから非効率なことは避けなければいけません。それが、わずかでも製品に危害を及ぼす恐れがないか。うるさいでしょうが、製造現場や記録を細かく見て、問題があれば指摘して改善を指示します。
最終的に製品を市場に出してもよいかどうかの判断を任されている。それだけ責任は重いです。
「食の安全安心」とよく言われます。「安全」は社内で体制を整え実行することで確保できますが、「安心」はお客さまとの信頼関係があって初めて生まれるものです。
私たち製造者ができるのは、安全で間違いのない製品をお届けし続けることしかありません。それが、「いつものうまい酒」という評価と信頼につながるのだと思います。
それぞれの仕事が安全安心につながり、製品への確かな信頼として返ってくるということ。社員全員に、品質保証への理解をより深めてもらいたい。社内で活動を進める人材の育成にも、力を入れていきたいです。
いまの毎日を豊かにする「みなも」。
吉乃川30年ぶりの新ブランドです。
淡麗でありながらふくらみのある極みの一杯がその時をやさしく包み込みます。
「醸蔵」で造った
吉乃川のクラフトビール
よくあるご質問やキャップの開け方に関するご質問を掲載しています。
吉乃川が美味しく飲めるお店をご紹介しております。
2017~2024年に行ったフォトコンテストの作品アーカイブ集です。
吉乃川敷地内に「吉乃川 酒ミュージアム『醸蔵(じょうぐら)』」がオープンします。